4《低语》​(ひそひそ話し)

紙質: Barteen 300g 细目水彩紙

サイズ: 26×26cm

 

黄鹂(コウライウグイス)「黄」は鮮やかな黄色、富貴を表し、「鹂」は縁起を担ぐことを意味します。黄鹂は中国でよく見られる鳥の一種ですが、とても天真な性格で、見た目も愛らしく、高らかで美しい鳴き声は、耳に心地よさが残ります。中国ではしばしば黄鹂と幸運を結びつけ、「良いことがありますようにと」いう願掛けの象徴としても描かれてきました。そのため、中国画のなかで黄鹂はよく見かける題材の一つです。本作品では、二匹の黄鹂が身を寄せ合い、まるでコソコソと内緒話をしながら、愛情を深めているような情景を描きました。

 

作者:潘袁袁

1991年中国安徽省馬鞍山市生まれ。

安徽省水彩画家協会会員。現在は小学校で美術教師を務める。 

 

幼い頃から自宅で絵の創作を行う父の影響を受け、自身も絵を描くに情熱を注ぐ。2006年に馬鞍山師範高等専門学校に入学、花鳥科を専攻し、中国伝統密画(工笔画)を一から学ぶ。2013年安徽師範大学で更に研究を重ねる。偶然にも水彩画の手法に触れる機会があり、密画との共通点も多くあることを発見し、この二者を融合させた創作を試みる。伝統密画の技法を水彩用紙で表現し、清らかさと淡いタッチの融合、華やかな重厚さを兼ね揃えた作品は、自身独自の芸術性を体現している。

¥15,000

  • 在庫切れ